【シルク完全版】シルクアイテムから洗濯方法まで徹底解説

「シルクの商品ってどんなものがあるんだろう・・・」
「シルクの服は、どうやって洗濯すればいいの?」
そんな疑問や悩みを抱えている人も多いのではないでしょうか。
シルクは天然繊維であるため、化学繊維と比べるとやはり値段が高くなる傾向があります。
シルクは様々なアイテムに使用されており、初めて購入する人はどれを買うべきか迷うことも。
また、せっかく買ったシルクアイテムは、出来るだけ長く使いたいですよね。
そこで今回は、様々なシルクアイテムと、シルクアイテムを長く使うための正しいお手入れ方法について詳しく紹介します。
〇そもそもシルクとは?

シルクは、最近ではパジャマやナイトキャップなどの寝具、下着や肌着などインナー類、靴下や手袋、レッグウォーマーなど、幅広いアイテムに使用されている人気の素材です。
シルクは蚕の繭を原料とする天然繊維で、古代の中国では献上品として納められていたほど美しく、また、肌に優しく快適な素材として知られています。
シルクは主成分がアミノ酸で構成されています。お肌も同じくアミノ酸で構成されているため、お肌は親和性が高く、肌なじみが良いです。また、繊維としての保水力が高いため、肌を乾燥から守る効果も期待できます。
シルクの特徴についてさらに詳しく知りたい場合は、こちらの記事もご覧ください。
参考記事:【シルクとは】シルク素材の特徴や注意点とは!
〇シルクにはどのようなアイテムがあるの?

シルクが使われているアイテムを詳しく紹介します!
・パジャマ、肌着
・靴下
・ハンカチ、スカーフ
・シーツ
パジャマ、肌着
シルクの原材料である繭は、蚕を寒さから守る機能があります。その繭から作られるシルク糸を使用した商品も非常に保温性が高く、シルクのパジャマを着ることで快適な睡眠を得ることが期待できます。また、シルクは18種類のアミノ酸で構成されており、肌との相性が非常によいことで知られています。吸湿性・放湿性に優れているため、肌を乾燥から防ぎ、適切な湿度を保ってくれます。
冷え性や乾燥肌に困っている人におすすめの素材です。
また、シルクの下着や肌着を使用する人も増えています。
シルクには高い保温性と保湿性があり、シルクの下着や肌着は肌に優しく、適温で快適な状態を保ってくれます。夏は涼しく、冬は暖かいという理想的なアイテムです。
靴下
シルクの靴下を使用する人も増えています。シルクの靴下は、余分な湿度(汗など)をすぐに吸収・放出してくれます。
足をサラサラに保つことができ、雑菌の繁殖を抑える効果が期待できます。
加えて、シルクは保温性も高いので、シルクの靴下を履くことで冷え性改善にも繋がります。
ハンカチ、スカーフ
贈り物としても人気があるのがシルクのハンカチやスカーフです。シルク独特の光沢は高級感があり、上品な印象を与えることが出来ます。
また、シルクは紫外線を吸収してくれたり、適度な湿度を保ってくれたりするため、首回りを快適に保つことができる高機能のスカーフとして、高級ブランドの商品などにも使用されることが多い素材です。
シーツ
シルクはシーツや枕カバーなどの寝具にもよく使われています。シルクの優れた吸湿性や保湿性により、寝ている間も快適に過ごすことができます。
私たちは寝ている間にコップ一杯分の汗をかくと言われていることをご存知でしょうか。
普通のシーツでは、寝ている間の汗を吸い取ってしまったまま乾かずに、不快な状態になってしまうことも。。。
シルクのシーツはしっかりと汗を吸収し、さらにそれを素早く蒸発させてくれるので、サラサラな状態を保つことが出来ます。さらに、シルクは直接肌に触れても摩擦が起きにくく、肌にかかるストレスが少ないため、質の高い睡眠が期待できます
〇シルクの洗濯方法は?どのようにお手入れすれば良い?

シルクアイテムを購入する上で気になるのが、お手入れ方法です。
ここでは具体的にシルクアイテムをお手入れする方法を紹介します。
・洗濯表示を要確認!
・色落ちに注意!
・シルク製品は洗濯機で洗える?!
洗濯表示を要確認!
シルクアイテムを洗濯する際には、洗濯表示を確認しましょう。洗濯表示とは、衣類のラベルなどに記載されているもので、「どのように洗濯すればよいか」を示す絵記号表示です。
シルクアイテムはほとんどの場合、手のマークの「手洗い」表示がされており、「洗濯機は用いずに手洗いが推奨です」ということを示しています。
シルクアイテムのほとんどは、手洗いが推奨のため、むやみに洗濯機に入れてしまわないように気をつけましょう。
また、薄地のスカーフなどデリケートな商品で、手洗い不可のマークがある場合には、専門のクリーニング店に依頼しましょう。
色落ちに注意!
シルクは天然繊維のため、染料の定着に限界があります。特に濃色のものは色落ちする可能性があるため、洗濯時には注意が必要です。色落ちするかどうか確認したい場合には、中性洗剤をシルクアイテムの目立たないところに染み込ませて5分〜10分放置し、そこをティッシュや布で押さえて色移りしないかを確認してみてください。ティッシュや布に色移りしなければ色落ちを心配せず手洗いをすることができます。
色落ちする可能性がある場合は、他のものとは分けて、単独で洗濯するようにしましょう。
シルク製品は洗濯機で洗える?!
推奨ではありませんが、手洗いする時間がない人向けに、洗濯機を使用しての洗濯方法も紹介します。洗濯機で洗う手順は以下の通りです。
・まずは衣類を裏返しにして畳みます
・摩擦を抑えるために、畳んだ衣類をピッタリサイズの洗濯ネットに入れます
・洗濯機の手洗いモードや優しく洗うモードを選択します。
・洗剤は中性洗剤を使用します。・脱水回数は1回で、最短にします。
・直射日光を避けて、日陰干しで乾燥させます。
なるべくシルクへの摩擦を抑えられるように工夫しましょう。
〇まとめ
今回は、シルクアイテムと、そのお手入れ方法について紹介しました。お手入れは少し面倒ですが、シルクアイテムには多くのメリットがあります。
ぜひ一度お試しいただき、その快適さをを味わってみてください!
〇もっとシルクを知りたい!という方へ。

当店の運営会社:株式会社中忠商店の製品番頭・TES(繊維製品品質管理士)が、シルクについてより詳しく解説しています。(京都西陣の絹糸屋さんの「よむしるく」)
もっとシルクを知りたい!という方は、是非こちらの記事もご覧ください。
・シルクの「6A」は、「最高」品質ではありません!
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